家づくりを行う際に重要なこととして、要望書を作成することが挙げられます。
要望書とは、長く住みたい場所の理想やイメージが込められたもので、設計担当者はこの要望書を参考にしながら設計を進めていくことになります。
この記事では、家づくりを行う際の要望書の書き方や間取り提案の失敗パターンについてご紹介します。
□家づくりを行う際の要望書の書き方とは?
実際に要望書を書くといっても、何を書いたらいいのか分からないという方も多いでしょう。
以下では、要望書を書く時のポイントについて解説します。
1つ目のポイントは、家族の紹介をすることです。
家の完成後、そこに住むことになる家族について書きましょう。
趣味や考え方、ライフスタイルなどを想像できれば、家づくりのヒントになるだけでなく親近感や興味を持ってもらいやすくなります。
長々と書くのではなく、簡単に紹介文を書きましょう。
2つ目のポイントは、建てたい家の予算、全体的なイメージや理想の暮らしを伝えることです。
家の予算、建てたい家のイメージ、どのように暮らしたいのかを箇条書きにして書き出しましょう。
建てたい家のイメージの例としては以下が挙げられます。
・和風
・洋風
・リゾート風
・古民家風
・こどもがワクワクするしかけがある家
また、理想の暮らしでは家事を楽にしたい、ガーデニングを楽しみたい、休日は友人とホームパーティーをしたい、家族が自然とリビングに集まるような家にしたいなどが挙げられます。
このように希望をできるだけわかりやすく書くと良いでしょう。
イメージ写真があればさらに伝わりやすくなるため準備しておきましょう。
3つ目のポイントは、家の間取りや仕様などの要望と合わせて理由も具体的に書くことです。
家の間取りや仕様について書く場合は、要望への理由も併せて記入しましょう。
もし、その要望が叶えられなかった場合でも、理由が書いてあれば代替案を提案しやすくなります。
□家づくりにおける間取り提案の失敗パターンとは?
以下では要望書を書く上でありがちな失敗パターンについて解説します。
*コンセプトや事前の希望条件がころころと変わってしまう
注文住宅やそれに付随する事項、土地などに求められる条件やコンセプトが打ち合わせのたびに変わってしまうと失敗しやすくなります。
家づくりをスムーズに進めるためにも、どんな条件で建てたいか、早い段階で決めておきましょう。
*家族でそれぞれ異なった要望書を提出する
家族とはいえ、誰もが異なるニーズを持っているのは当然ですが、建てる家は1つです。
家族で意見を出し合い、今後の方向性をまとめた上で提案書を提出すると、失敗が少なくなります。
□まとめ
この記事では、家づくりを行う際の要望書の書き方や間取り提案の失敗パターンについてご紹介しました。
要望書は家づくりを行う上で重要なアイテムとなります。
たくさん考えなければならないこともありますが、自分の要望をしっかりと伝えられるように要望書を作成しましょう。