ほとんどの方にとって初めての経験となる家づくり。
右も左も分からないような状態から始まるため、家づくりではほぼ全員が何らかのつまづきを経験します。
その中でも、「間取りが決まらない」といったつまづきを経験される方は非常に多いです。
そこで今回は、間取りが決まらない場合に考えられる原因や対処法をご紹介します。
□間取りが決まらない原因は?
1.要望がまとまっていない
間取りが決まらない原因のほとんどは、要望がまとまっていないことにあると言っても過言ではないでしょう。
要望がまとまっていないと、どんな間取りを見ても良く見えてしまいますし、あるいはどんな間取りを提案されてもしっくりこないと感じてしまいます。
2.周りの情報に左右されてしまう
周りの情報に左右されすぎて「あれもいい」「これもいい」と、何度も揺れ動いてしまう方は少なくありません。
情報をたくさん集めるのは良いことですが、きちんと取捨選択をしないと、いつまでたっても考えが定まらなくなってしまうため要注意です。
3.担当者(設計士)が合っていない
「きちんと要望を伝えたはずなのに、提案された間取りがしっくりこない」
「どうも担当者に考えが上手く伝わらない」
このような場合は、担当者との相性が悪い可能性があります。
担当者が合っていないために上手くいっていないと感じるようであれば、担当者を変えてもらうようお願いしてみるのも1つの手です。
□間取りが決まらないときはどうしたら良い?
*完璧主義を捨てる
間取りがどうしても決まらないという場合は、前述した原因に加えて、完璧主義に陥っているといった原因も考えられます。
家づくりでは予算や土地の条件など、様々な制約を受けることになります。
そのため、希望する条件を全て完璧に満たした家を建てることは不可能に近いのです。
どんなに予算をかけたとしても、どんなに良い土地を見つけたと思っても、後から「思っていたのと違った」と感じてしまう部分はどうしても出てきてしまうでしょう。
初めから完璧を追い求めると決断できなくなってしまうため、「家づくりに失敗はつきもの」と、ある程度妥協することも必要です。
*「なんとなく」をなくしていく
「なんとなく」で間取りを考えてしまっている場合は要注意です。
「なんとなく」だと明確な理由がないため安心できず、決断に踏み切るまでに時間がかかってしまいます。
なぜこの間取りにするのか、理由をしっかりと考えて「なんとなく」をなくしていくようにすると、間取りが決めやすくなるでしょう。
□まとめ
今回は、家づくりで間取りが決まらないときの原因と対処法をご紹介しました。
間取りが決まらないことには、何らかの理由があります。
要望がまとまっていないのであれば、要望を今一度まとめ直すことで選ぶべき間取りが見えてくるかもしれませんし、担当者が合っていないのであれば、担当者を変えることで間取り決めが進展するかもしれません。
家づくりで立ち止まってしまったときにはその原因を探り、原因に合った対処をすることを意識してみてください。