注文住宅の家づくりは、家の間取りを考えること、家を建てることだけではありません。
情報収集や資金計画など、間取りを考える前の準備段階もとても重要です。
準備段階をしっかり行うことで、後で予算オーバーになることを防げます。
そこで今回は、注文住宅を建てるには何から始めるべきなのか、予算をどう決めるべきかを解説します。
□注文住宅を建てるには何から始めるべき?
注文住宅を建てるうえでまずやるべきことが2つあります。
*自己資金、予算を決める
自己資金の目安は、住宅価格の10パーセント程度といわれています。
自己資金の注意点として、貯金をすべて自己資金に充てないことです。
病気や事故といったことがいつ起こるかわかりません。
1年分の生活費は確保し、自己資金を捻出しましょう。
*家族で家について話し合う
理想のイメージをある程度決めることで、建設会社の選択肢を絞れます。
どのような暮らしを実現させたいのか、どのようなテイストがいいのか、まずは話し合ってみてください。
そして、通勤・通学に加えて治安や医療機関・商業施設の有無も考慮し、家を建てる地域を決めましょう。
□予算の決め方を解説!
まず考えるべきことの1つ、予算について、決め方を解説します。
注文住宅に必要な費用は、大きく分けて土地購入費・本体工事費・別途工事費・諸費用の4つです。
予算を決めるには、まず自己資金をいくら用意できるか考えます。
先ほど紹介したように、1年分の生活費は残しておくようにしましょう。
そして、住宅ローンの借入額を考えます。
無理のない返済額にするために、「年収の25パーセントを12で割った額」を目安に考えるのがおすすめです。
借入額が多いと、将来的に大きな返済リスクを負うことになります。
予算を決めたら、間取りや設備などを決め始めるかと思います。
この時、設備には注意が必要です。
ついつい最新の設備をたくさん取り入れ、予算オーバーするという失敗がよくあるからです。
そのため、設備を検討するときは本当に自分の生活にその設備が必要か、優先順位を付けて現実的に検討するようにしましょう。
□まとめ
注文住宅を建てるときは、まず用意できる自己資金を考え、無理のない範囲で予算を決めます。
借り入れる住宅ローンは、「年収の25パーセントを12で割った額」を目安にしましょう。
そして、家族で理想の家のイメージを深め、必要な設備の優先順位をつけてください。
優先順位をしっかり決めることで、不要な設備での予算オーバーを防げます。